角層、基底層、表皮、真皮など、肌に関する単語ってたくさんありますねよ。
機能や効果の説明書を読んでも「角層?基底層?どこにあるの?どんな機能をしているところなの?」と思うことはありませんか?
せっかく高価なアイテムを使っても「なんとなく肌の調子が良くなった」「なんとなくハリが出てきたような気がする」では、もったいない!
基本的な肌の構造と仕組みが分かれば、説明書を読めば肌のどの部分に効いているのか、どんな効果があるのかも分かるようになります。
自分の肌に合っているかや効果だって感じやすいはず。
肌の構造や機能を理解して、正しいケアでお気に入りのアイテムの効果を正しく実感しませんか?

肌の構造
上の図は肌を断面から見たものです。
肌は大きく右側の「表皮」と「真皮」に分かれます。
表皮内では常に細胞が生まれ古くなった細胞が剥がれ落ちてを繰り返し、肌の表面に傷が出来ても剥がれ落ちてきれいな肌に生まれ変わります。
また紫外線や刺激からのダメージを排出して肌を保ってくれる機能も兼ね備えています。
真皮はコラーゲンやエラスチンなどで構成されていて肌の弾力や形状を保つ土台となる役割があります。
さらに血管やリンパ管、皮脂線、汗線などもあり、血管を通し肌へ酸素や栄養を送り老廃物や二酸化炭素を運び去る機能があります。
表皮と真皮を合わせても厚さは2ミリ程度と、とてもデリケート。

では「表皮」と「真皮」の構造と働きを詳しくみてみましょう。
表皮は体のバリアと保湿の生産工場
表皮は肌の一番外側にあり、外部からの遺物の侵入や体の水分の蒸発を防ぐバリアの役目があります。

構造は下か順番に基底層、有棘層、顆粒層、角質層の順番で層になって構成されています。
表皮で行われている機能は、ずばりターンオーバーです。

ターンオーバーの仕組み
上の画像はターンオーバーを表したもの。
表皮では日々新しい細胞が生まれ続け剥がれ落ちるターンオーバーを繰り返しています。
まず基底層で毎日新しいケラチノサイト(角化細胞)が生まれ、後に生まれたケラチノサイトは、新しく生まれたケラチノサイトに押し上げられながら有棘層、顆粒層、角層へと押し上げられます。
ケラチノサイトは角質層に到達すると角化細胞という核のない死んだ状態の細胞に変化します。
ここから2週間かけて角質層の一番上に到達すると、少しずつ自然にはがれ落ちていきます。
ケラチノサイトが基底層で生まれてから角質層で角化細胞に変化して剥がれ落ちるまでのサイクルを「角化(かくか)」や「ターンオーバー」といい、おおよそ4週間以上の周期で繰り返されています。
時間経過で見ると、基底層から顆粒層まで約2週間。角質層から細胞が剥がれ落ちまでに約2週間かかるということ。

注意ポイント
ターンオーバーが遅れると、メラニンが排出されにくくなるのでシミが出来やすなったり、傷が治りにくくなります。また、肌も硬くごわつきを感じやすくることも。
ターンオバーを促進させるには「ビタミンC」がおすすめです。
ビタミンCにはターンオバーを促進させる働きがあるので、「ビタミンC」が配合された化粧品を選ぶのがポイント
ビーグレンのアイテム
ビーグレンのCセラムはビタミンCが高濃度で配合されているので、ターンオバーを促進させる働きもあります。QuSomeローションにもビタミンC誘導体が配合されているので、合わせて使ったほうがより効果的です。どちらも肌に浸透しやすいQuSome®化されているので、酸化しやすいビタミンCを壊すことなく、肌の深部まで届けることが可能です。
潤いのある肌の秘密はターンオーバー
私たちが感じる肌の潤いや保湿感は角質層の中にある細胞間脂質や角層細胞内にある天然保湿因子のおかげ。
潤いを保ってくれている角質細胞間脂質や天然保湿因子(NFM)はターンオバーの過程で作られるので、潤いのある肌を保つためには正しいサイクルでターンオバーが行われることが大切なんです。
角質層は角質細胞がレンガ状に積み重なってできている層で、角質細胞のすき間にある水分や角質細胞間脂質、角質細胞中にある天然保湿因子(NMF)で潤いを保っています。
水分量は20%~30%くらいで、そのほかを角質細胞間脂質や天天然保湿因子(NFM)で補っています。

この角質細胞間脂質や天然保湿因子(NFM)が作られるターンオバーを正しいサイクルで行われるにはどうしたら良いのでしょう?
それは、ケラチノサイト(角化細胞) を生み出してくれる基底層を活性化させること。
基底層は真皮にある毛細血管から酸素と栄養をもらい、ケラチノサイト(角化細胞)を生み出しています。
基底層を活性化させるには、真皮の毛細血管の流れをスムーズにすることが大切なんです。

ビーグレンのアイテム
マッサージは乳液やクリームと一緒行うのが肌への負担を軽減してくれます。マッサージにビーグレンのQuSomeリフトを使えば、ハリもUPしてくれますよ!
【h3】真皮は肌のクッション!
真皮は基底層をはさんだ表皮の下にある肌の土台のような働きをしています。
働きは「肌の弾力を保つ」ことと、上でも説明した「真皮内にある毛細血管で栄養と酸素を届ける」こと。
真皮の構造は線維状のコラーゲンが網目状に張り巡らされ、その間をゼリー状のヒアルロン酸で埋め尽くされています。
エラスチンはコラーゲンをつなぐ役割をしている弾力のある繊維でコラーゲンをところどころでつなぎ止めて支えています。
そして、真皮で大切な働きをするのが線維芽細胞。
線維芽細胞はヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを生成してくれる大切な働きがあります。
注意ポイント
年齢を重ねてもシワのないハリのある肌であるために大切なのは線維芽細胞が活性化させることが大切。
そこで注目したいのが、繊維芽細胞を活性させる働きがある成分「レチノール」
レチノールには線維芽細胞を活性化させる働きがあるので、レチノールが配合された美容液やクリームを選ぶのがおすすめです。
最近ではEGFも線維芽細胞を増やす働きがあると言われていますね。
ビーグレンのアイテム
ビーグレンのQuSomeレチノAにはその名の通りレチノールがQuSome®化されて配合されているので、壊れやすいレチノールを安定して肌の深部まで届けることができます。
また、QuSomeローションにはEGFと同じ働きをするEDP3という成分が配合されているのでQuSomeローションもおすすめです。